外出時などにスマホで動画を観ていると、あっという間に通信量を使いすぎて速度制限がかかってしまうことがありますよね。
今回は、動画配信サービスを利用している人や検討中の人に向けて、速度制限の対策方法について解説します。
【前提】動画配信サービスの通信量はとても多い
外出時にスマホで動画を観たいけど通信量が気になるな・・・
たしかにスマホで動画を見続けると通信量が凄いことになりますよね。動画配信サービスはストリーミング再生が基本なので仕方ないですね。
ストリーミング再生には上記のようなメリットがありますが、常時の通信が必要なため通信環境が悪いと途中で動画や音声が途切れたりすることがあります。
また、通信量が多いためWi-fiなどに接続していないとすぐに速度制限にかかってしまいます。
これはiOSのAmazonプライムビデオのアプリの設定画面ですが、最高画質にすると1時間に約5.8GBもの通信量がかかります。
スマホの契約によりますが、最高画質で1本映画を見たらほとんどの人が速度制限にかかってしまうことになります。
高画質で視聴するほど、通信量が多くかかることが分かりますね。
動画配信サービスで通信量を抑える3つの対策方法
ここからは、動画配信サービス利用時に通信量を抑える方法を3つ紹介します。
方法1.ダウンロード機能を使う
一部の動画配信サービスには、映像をスマホにダウンロードできる機能があります。
ダウンロード機能を使えば、通信ができないトンネル内や圏外の状態でも再生が可能です。
iOSのAmazonプライムビデオのアプリで動画をダウンロードした様子です。
ダウンロードした動画はオフライン再生することができますが、視聴期限を過ぎるともう一度オンライン状態にしない限り視聴することができなくなります。
通勤時などのスキマ時間に見たい動画は、あらかじめダウンロードしておくことで通信量を気にすることなく見ることができるんだね!
ただしダウンロードする時は通信量がかかってしまうので、自宅のWi-fi環境など、通信量を気にしない環境でダウンロードすることをオススメします!
また、当然ですが「ダウンロードをする = 端末にデータを保存する」ということなので、スマホなどのストレージ容量を圧迫します。
ダウンロードする画質によってはもっと容量が大きくなってしまうので、ダウンロードする前に空き容量を確保しておきましょう。
とはいえ、見終わったら消せばいいので、こまめに入れ替えをすればそこまで気にする必要はありません。
2.自宅に居る時はパソコンやテレビで視聴するかWi-Fiを使う
多くの動画配信サービスはマルチデバイスに対応しているので、パソコンやスマホ・タブレットはもちろん、ゲーム機を通してテレビで視聴することも可能です。
自宅では固定回線が引いてあり、通信量を気にせずインターネットを楽しめるという人は多いと思います。
その場合はパソコンやテレビでの視聴をうまく活用して、速度制限がかかるような4G回線などは使用しないようにしましょう。
3.再生画質を落とす
前述しましたが、再生画質が高いほど通信量も大きくなってしまいます。
そのため、なるべく通信量を抑えたいのであれば再生画質を落とす工夫をしてみましょう。
スマホのような小さい画面で観る場合は、SD画質(DVD相当)でも、画像の粗さはそこまで気になりません。
最近の動画配信サービスでは高画質配信に対応している作品も増えてきました。HDやフルHD、中には4Kに対応している動画もあります。
もともとの配信画質が高画質なので、スマホなどの小さい画面だと多少画質を落としても気になりません。
ダウンロード機能がある動画配信サービスは?
基本的に外で動画を見たい場合は、あらかじめダウンロードしておくのが良さそうだね。でも、どのサービスがダウンロードに対応しているのかな?
2022年現在、主要な動画配信サービスはほぼダウンロード機能に対応していますよ!(Netflixの広告付きベーシックプランはダウンロード非対応ですが…)
ただ、ダウンロード機能があっても全ての作品がダウンロードできるわけではないので注意が必要です。(アダルト作品はダウンロードできないことがほとんど)
通信量の節約が難しい場合の対処方法
どうしても外出時に動画配信サービスを利用したいんだけど、通信量の節約が難しい場合はどうすればいいかな?
端末の容量的に作品のダウンロードが難しい場合もありますよね。そんな時は契約しているスマホを他社に乗り換えたり、プランの見直しをするのも1つの手です。
最近では、キャリア各社が動画配信サービスの利用を前提としたプランを用意しています。
例えば、ソフトバンクの『メリハリPLAN』はデータ容量が毎月50GBに加え、対象の動画・SNSサービスならデータの消費がありません。
動画配信サービスだと、AmazonプライムビデオやHulu、TVerなどが対応しています。
日頃から速度制限に悩まされている場合は、こういったプランに乗り換えてしまうのもアリですね。
【まとめ】あらかじめ通信量をどうするか考えておこう
- 動画配信サービスは通信量が多いため速度制限になりやすい
- 動画の長さや再生画質によって通信量は大きく違う
- 速度制限対策として、ダウンロード機能を使う
- 動画配信サービスの利用ではデータ通信量をカウントしないプランなどに乗り換える
速度制限にならないためには、事前に見たい作品をダウンロードしておけば安心だね!
そうですね!ダウンロード機能は飛行機の中など電波を入れられない時でも有効ですよ!
常に2~3本の作品をスマホに入れておけばスキマ時間を有効活用できるのでオススメです。(私はオーストラリアに行く飛行機の中でハング・オーバー!3部作を一気に見ました)