自宅にいながら映画やドラマを楽しむ方法として動画配信サービスや宅配レンタルがあります。
どちらもレンタルビデオ店にわざわざ足を運ぶ必要がないというメリットがありますが、「どんな違いがあるの?」「どっちのサービスが便利?」という疑問が湧きますよね。
今回は、普段から両方のサービスを利用している筆者が、動画配信サービスと宅配レンタルの違いや、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
動画配信サービス(VOD)と宅配レンタルの違い
この2つのサービスは似ている様で結構違うので、損する前にそれぞれの特徴を知っておきましょう。
動画配信サービス(VOD)とは?
- 月額料金制(一部、都度課金してレンタルする作品がある)
- 見たい時にいつでも見れる(ストリーミング再生)
- ネットが繋がっていれば、パソコンやスマホでどこでも見れる(ダウンロードした動画なら通信環境のない場所でも見れる)
- レンタルされていて見ることができないということがない
動画配信サービスは、月額料金を払って、定額で映画やドラマなどの動画を楽しむことができるサービスです。(サブスク)
プライム・ビデオ、U-NEXT、Netflix、Huluなどが代表的なサービスですね。
いつでも・どこでも・視聴したい時に見れるというのが特徴で、VODは様々な環境やデバイスを通して利用することができます。(利用可能なデバイスは各サービスにより違いがあります。)
宅配レンタルとは?
- 自宅ポストで受け取り、郵便ポストに返却
- ディスクなのでDVDやBlu-rayの再生機器のある場所でのみ視聴可能
- 返却期限がある(返却期限がないプランもあるが、返却しないと次の作品を借りることができない)
- レンタルされていて借りることができない場合がある
宅配レンタルは大手のレンタルビデオ会社などで展開しているサービスで、インターネットを通してレンタルしたいDVDやBlu-ray、CDを注文して自宅まで届けてもらうサービスです。
自宅の近くにレンタルビデオ店がない場合に便利で、返却は郵便ポストでいいので一切店舗に足を運ぶ必要がありません。
動画配信サービス(VOD)と宅配レンタルの比較
次に、それぞれのサービスを利用してみて感じたメリット・デメリットをまとめてみます。
動画配信サービス(VOD)のメリット・デメリット
- スマホとネット環境さえあれば観たいと思った時にすぐ観れる
- マルチデバイスに対応
- DVDやBlu-rayの面倒なディスクの入れ替えがない
- 微妙な作品でも、気軽に途中で視聴を中断できる
- 返却期限や延滞料金を気にしなくていい
- レンタルされていて見れないという心配がない
- 月額料金内で見放題の動画はいくら見ても追加料金はない
- レンタルDVDより高画質で見れる(サービスや作品による)
- ネット環境が弱いと楽しみにくい
- 字幕・吹き替えの切り替えのできる作品が少ない(両方配信されている作品が少ない)
- 観た本数に関わらず、毎月同じ料金がかかってしまう
- 都度課金でレンタルした作品の視聴期限が短い
- サービスにより配信作品にバラつきがある
- スマホから視聴する場合、通信量に注意する必要がある(Wi-Fi環境やダウンロード機能を上手く使う必要がある)
最も大きなメリットは好きな時に見たい作品を楽しめることですね。
スマホやタブレットでも見ることができるので、通勤や通学時間といったスキマ時間を有効的に使うにはもってこいのサービスです。
定額で見放題なので、あまり興味ないジャンルでも気軽に見れて、新しい発見があるのも魅力。
一方、動画配信サービスはストリーミング再生が基本のため、通信環境が悪いと再生途中に止まってしまう場合があります。
出先ではダウンロード機能などをうまく使って、通信量を節約しましょう。
宅配レンタルのメリット・デメリット
次に、実際に利用して分かった宅配レンタルのメリットとデメリットは以下のとおりです。
- 動画配信サービスでは取り扱いのないマイナー作品もある
- 最新作は動画配信サービスより安く見れる場合が多い(サービスや作品による)
- CDもレンタルできる
- 動画配信サービスのレンタル作品の視聴期限に比べて、レンタル泊数が長い
- 再生機器さえあればOKなので、インターネット接続を気にしなくて良い
- 店員と顔を合わせなくていいので借りにくい作品もレンタルしやすい
- DVDやBlu-rayは物理媒体なので、再生機器が必要
- 注文してから自宅に届くまで時間がかかるので、見たい時にすぐに見れない
- 送料がかかる場合がある
- 返却期限がある(自宅や返却先に配送中の間もレンタル期間に含まれるので注意が必要)
- 返却を忘れた場合に延滞料金がかかる
- 見たい作品がレンタルされていて在庫がないと、借りることができない
- 返却に必要な郵便ポストが自宅から遠いと手間がかかる
B級映画は配信でも取り扱っていないことが多いのですが、宅配レンタルだと結構見つかるんですよね。
再生機器さえあればネット環境は必要ないという点は大きなメリットですが、再生機器が必ず必要という点はデメリットでもあります。
そのため、基本的にはプレーヤーがある家で腰を据えて見るしか無いですね。(返却するためにポストまで行かなきゃいけないというのも面倒)
これは「TSUTAYA」の宅配レンタルの定額プランでの一連の流れです。
定額プランは一度にレンタルできる枚数が決まっており、レンタルした作品の返却が確認できたら次の作品がレンタルできます。
この一連の流れに時間が結構かかるので、結果的に宅配レンタルの定額プランはたくさん借りて見たいという人には向かないんですよね。
【まとめ】個人的なオススメは動画配信サービス(併用もアリ)
- 動画配信サービスは多くの作品を観たい人にオススメ
- 宅配レンタルは、動画配信サービスで見つからない作品をレンタルするのに使うのが良い
私は上記のように併用していて、動画配信サービスに無い作品は宅配レンタルで探すことが多いです。
私も以前は宅配レンタルを利用していましたが、動画配信サービスが普及し始めてからは完全に移行してしまいました。
平日は趣味のためにまとまった時間を確保するのは難しいため、どうしても通勤時間に趣味の映画や海外ドラマを楽しみたいんですよね。
なかなか自分の時間を取ることができない人が多いですからね。休日は付き合いや他の趣味を楽しみたい人もいますし、ちょっとしたスキマ時間に楽しめるのが動画配信サービスのいいところですね。