HDや4Kとは?動画配信サービスにおける画質の違いを解説

「HD」「4K」はYoutubeや動画配信サービスではよく出てくる言葉ですが、「HDってどれくらいの画質なの?」「フルHDと4Kってどれだけ差があるの?」と思ってしまいますよね。

山下部長
山下部長

そんな疑問を解決するために、このページではHDや4Kといった画質の違いについてわかりやすく解説します。

動画配信サービス(VOD)における画質の違い

田中くん
田中くん

HDとかフルHDってどれくらいの画質かピンとこないな。VODのレンタル作品ではSDとHDでは料金も違うし…

山下部長
山下部長

言葉だとちょっと分かりづらいかもしれませんね。数字で見たら少し分かりやすいかもしれないのでチェックしてみましょう。

動画配信サービス(VOD)の画質早見表

画質解像度
SD(480p)720×480
HD(720p)1280×720
フルHD(1080p)1920×1080
4K(2160p)3840×2160

解像度が大きい方が、より鮮明(高画質)と考えると分かりやすいです。

4K以上の8Kなどもありますが、まだ一般家庭に普及しているとは言えませんね。

DVDやBlu-ray・テレビ放送の画質早見表

媒体解像度
DVD(480i)720×480
Blu-ray(1080i or 1080p)1920×1080
4K Ultra HD Blu-ray(2160p)3820×2160
地上デジタル放送(1080i)1440×1080
BSデジタル放送(1080i)1920×1080
山下部長
山下部長

最近の高画質対応テレビ(フルHDや4K対応テレビ)でDVDを見ると、SD画質を拡大して表示するためボケた感じに表示されますね。

DVDを擬似的にHD画質として表現するアップコンバート機能もありますが、それでも4K対応テレビで見るのは画質的に厳しいでしょう。

オマケ : pとiの意味と違い

田中くん
田中くん

1080iとか1080pのiとかpって何か違いがあるの?

山下部長
山下部長

ちょっと難しい内容になるので、興味のある人だけ読んでみてください。

i = インターレース1コマの映像を1つ飛びで描く
p = プログレッシブ1コマすべての映像が順番に描かれる
山下部長
山下部長

理論的には同じ解像度ならプログレッシブの方が高画質です。オマケとして覚えておきましょう!

HDR(ハイダイナミックレンジ)とは?

田中くん
田中くん

4K以外にもHDRという言葉を最近よく聞くね。

山下部長
山下部長

HDRはHigh Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)のことで、従来のSDRより明るさの幅(コントラスト)を表現できる技術のことです!

HDR

フルHDや4Kが解像度を決める要素に対して、HDRはコントラスト(白と黒に対応する明るさの比)を高め、再現する色の範囲を広げることで画質をよくする技術です。

出典:Amazon

上記の画像を見ると、従来のSDRでは白飛びや黒つぶれが起きてしまっています。

山下部長
山下部長

HDRは100倍もの明るさを表現することができため、肉眼で見る景色に近い陰影を表現できます。

注意

HDRの動画を視聴するには、HDR対応機器が必要になります。
4Kテレビが必ずしもHDRに対応している訳ではありません。

動画配信サービス(VOD)別の対応画質

サービス名対応画質
4K
4K
4K
4K
4K
山下部長
山下部長

どのサービスも4Kの取り扱いはありますが、まだまだ作品数が少ないのが現状です…

動画配信サービスでストリーミングをする場合、高画質の映像ほど通信量が大きくなり、より高品質なネット環境が求められます。

そのため、まだまだ主流はフルHD画質といえるでしょう。(スマホで視聴するユーザーが多いので、4Kを求めているか?と言われると微妙なところですし…)

【まとめ】動画配信においてはまだまだフルHDが主流

この記事のまとめ
  • 4Kはとにかく高画質
  • HDRという解像度とは別に画質に影響する技術がある
  • 動画配信サービスはHD以上の高画質に対応しているものが多い

HDやフルHDは高画質ですが、画質を上げれば上げるほど通信量が増えるため、高画質で安定した視聴するためには優れたネット環境が必要です。

山下部長
山下部長

また、外出先などでスマホやタブレットから動画配信サービスを楽しむ場合は通信量が多くなってしまうため、ポケットWifiを使うか、あらかじめ作品をダウンロードしておくのが便利です。

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